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アメリカで無職の専業主婦の役割とお金のこと

 

私の肩書きは「専業主婦」です。「専業主婦」というのは職業には入りませんから、職業を選択する必要があるときには「無職」を選択です。ハイ、職がありませんので、働く必要のないナマケモノです。時に、女性も自立が大事!働きましょう!誰かに養ってもらっているなんていやじゃないですか?という主張を聞いたり目にしたりすると、かつては「うっ」と感じてしまうこともありました。「職業」を選ぶリストの中にHOUSE MAKERと書いてあることもあります。

 

 

私の専業主婦としての仕事

主婦は何でも屋

さてさて、アメリカで専業主婦をして10年。ナマケモノ気質がないとは言いませんが、結構無償労働をしています。意外と忙しいんですよ!

実際の私の職業(?)は何でも屋です(笑)。家族のためのボランティアみたいなものかもしれません。いえ、家庭が円満にまわるよう、家族が気持ちよく過ごせるよう、情報を収集し、みんなを叱咤激励し、裏から手を回し(笑)、将来のプランも立てる、敏腕マネージャーですよ。(自分で言ってすいません、笑)

子供の世話、家のこと、学校のボランティアまで多岐にわたりますが、私の主婦業を少しシェアしたいと思います。

  

メンテナンス 

草刈りもすれば、庭木の剪定もします。地面に埋まった水道管が破裂すれば、せっせと穴をほってどこから漏れているのか探し、掃除機の吸引力が弱まれば、分解して掃除します。

食器洗い機が壊れた、ゲストルームのシンクが水漏れしている、家の中に虫が入ってきている、雨樋に落ち葉が溜まって水の流れが悪い。(これ、全部我が家で実際にあったことです。)

特に一軒家に住んでいると年月の経過とともにあちこちでメンテナンスが必要になります。放っておくと後々大きな修理が必要になってしまいます。ときどき家をグルッとまわって、不具合が発生していないか確認することが大事になります。

 

マネージメント

大掛かりなことは業者に頼みますが、見積もり取り、アポ取り・・・いろいろ骨が折れます。信頼できるところを探し、時間通りにくるように念をおし、仕事を完了してくれることを確認します。これアメリカではなかなか難しいのですよ! 

 

例えば何かが壊れたとかいって修理を頼むと、アポが「来週の月曜日の午後にいきます」とかも普通にあります。午後っていつ?1時?4時?とかいう問いに、望み通りの答えは返ってきません。「午後っていったら午後ですよ!12時から5時の間ですよ!」ってそれが当然のように言われます。

 

大型家具を買って配達をお願いする場合とか、家電の修理などのときにありがちです。(最近は携帯の機能の発達でだいぶ改善されましたが。)

 また、「連絡するから」「来週行くから」といって音沙汰なしも普通にあります。 

働いてたらそのために1日もしくは半日休みをとらなきゃならない。

共働きの人は大変ですね。

 

タクシー&教習所の教官 

私の住む地域には公共の乗り物がありません。習い事へ行くにも、友達の家に遊びに行くにも、中学生になってデートをするようになっても、送り迎えは親が行います。

習い事や学校関係の送り迎えは、「カープール」といって何人かの親が協力しあって、順番に子供達をまとめて送り迎えをしたりもします。

私も毎日毎日、息子たちの送り迎えに明け暮れました。長男が自分の車を持ってからはだいぶ解放されましたが、今も次男の専属ドライバーでもあり、毎日毎日1時間以上彼のために運転しています。彼も16歳になりもうすぐ車の免許を取れるはずなので(コロナで延びました)そちらはようやくお役御免になります。

息子たちが免許証を取得するためのテストを受けるために、教官として仮免(Student License)中の彼らの横に乗り、運転技術を教え、注意するところを伝え、縦列駐車も指導しました。

ゴミ箱を並べてパラレルパーキング(縦列駐車)練習中です。

*アメリカでは日本のような自動車教習所に通わずに取るのも一般できです

 

 

メンター&カウンセラー 

 子供達がスマホやゲームに費やす時間が多くなりすぎないように監視して、勉強することの意味を伝えながら、お金の大切さも教えます。料理、洗濯も教えます。人間関係やスポーツなども多岐にわたって、専門知識はないものの、自分の経験から学んできたことを話します。

自分に興味はなくとも子供がやりたいことには付き合い、困難にぶつかった時には励まし、つまづいた時には話を聞く。

夫の仕事の話にも、解決策は見つからなくとも話を聞くことで、夫の頭の中が整理されたり、気持ちがすっきりしたりすることもありますから、積極的に聞きます。

どこまで力をいれるか、時間をかけるかは人それぞれですからね。金銭的報酬もありません。でも、専業主婦という自由さ(時間の束縛が少ない)を生かして、家族のサポートに力を入れることできていると自負します。

 

 夫のキャリアのサポート

 我が家は夫のキャリアのために、海を渡る引っ越しを何度もしました。そのたびにあっちこっちを駆け回り、まさに何でも屋です。子供が小さかった頃は、子供の世話と同時進行ですから、文字通り目が回ってました。夫が目の前にきたチャンスのタイミングを逃すことなく、少しずつでも確実にキャリアUPしていったのは、私が専業主婦であったがためのアドバンテージであったと思っています。

また夫の会社のパーティに同伴するというのは私にとっては少しハードルが高いのですが(クリスマスパーティなど)、めったにあることではなく2、3時間の辛抱と思って笑顔で出席します。夫が会社の人を家に連れてくることも時々ありますが、これも頻繁にあることではないので頑張って気持ちよく対応します。(人脈はとても大事なのです。)

 

シェフ&ハウスクリーニング 

シェフのスキルはありませんが、三度の食事の支度は私の管轄です。毎食作るのではなく、ほどよく家族に分担させています。週末は夫も積極的に肉を焼いたりしますし、息子たちも多少は協力的です。コロナで外出自粛中の今は、朝食は長男、昼食は次男、夕飯は私。としたり、週末の食事を全員1品ずつ作ることにしたりしています。その全体を仕切り、食品の在庫も管理するのが仕事です。

 

掃除のほうも、それぞれこれだったら嫌がらずにやる、というのが夫にも息子たちにもありますので、それを把握しながら気持ちよくやってもらえるようにうまく扇動しつつ、全体を管理しています。(とは言っても掃除に関しては大半を私がやっていますが。)

 

家族(夫婦)の役割 

夫が外でキャリアを積んで、私が家のことはマネージングする。というお互いに納得した協力関係でここまできました。最初の妊娠は日本で働いていた時だったので、育児休暇をとって復帰予定でしたが、その後夫が海外勤務になり、8ヶ月の時にシンガポールに引越して出産、育児に専念となり今日に至っています。

私が専業主婦であることと、幸い家族は健康であること、それを考えると夫は仕事を優先できる環境にあると思います。出張も多く、ワンオペ育児の期間も長かったですが、夫は時間のあるときは子供と遊んだり、また食事を作ったりすることを楽しむ人なので、その間は私も少し自由な時間を確保することができたのはありがたかったです。

子育ての方針や家計管理のことは、二人で話し合って決めてきました。実務てきなことは私ができるだけやりますが、言葉の壁が高いこともあるので、夫にヘルプを求めることも少なくはありません。

(結婚してからアメリカに来る前には日本で10年暮らしており、そのときは夫が日本語で苦労していた際はすべて私がやっていましたので、このへんは助け合いです!)

 

危機を乗り越える

これまでいろいろと転機を重ね、思い通りにいかないこともありました。夫が勤務先から解雇されそうになっていた時は、「これからは二人で働いた方がいいかもしれない」と話し合いました。解雇はアメリカではびっくりすることではありませんから、そういう時のための準備はある程度しています(心の準備と経済的な準備です)。その上で、私が働くことも視野に入れましたが、「よしわかった。明日から働く!」とシンプルにもいきません。(なにしろアメリカで働いた経験がありません。)

その時は、まずできること、支出を減らすために小さい家に引っ越しました。その後、夫は上手く転職できたので現実的には引越しもする必要なかったね、となりました。夫ははとても用意周到な性格なので、早め早めに手を打ってリスクは取りたくなかったためですが、支出を大幅に減らしたことで経済的に余裕ができ、「いざとなってもなんとかなる」とい思えたことは苦しい時期でも精神衛生上よかったです。

 

 主婦である私の経済事情

これは、重要な部分です。日本では夫が得た給料は銀行にある夫の口座に入るのが標準であり、夫の資産ですが、アメリカでは結婚してから夫婦で築いた資産は二人のものです。我が家はアメリカにあるほぼすべての資産は二人の名義の共有資産となっています。夫が稼いできてきてくれた分も、私のサポートがあったからこそ(ホントかよ!)で共有名義の口座に入れ、50/50となります。

結婚して24年。下の子ももうすぐ高校卒業です。ですから経済的理由で離婚できないとか子供がいるから離婚できないということはありません。ハーグ条約は16歳以上の子供には適用されませんから、夫の承諾がなくても子供を連れて日本に帰ることも不可能ではありません。

好きだから一緒にいるのでしょ??(あ、聞かれてないですね、笑)

もう空気って感じです。家族愛です。この愛はもう息子たちへの愛と近いかもしれません。血は繋がってないけど、繋がっているような感じです。間違いなく生涯一緒にいるでしょう。

あなたが、どんなにアホでも家族ですよ、という心境です。(アホとは言ってませんよ、笑)たとへ何かの間違えで犯罪者になっても待っててあげようじゃありませんか。

 

これから

下の子が高校を卒業したら、育児の方は一段落です。今後はどこに住んでもできるネットを使った仕事をしたいなとも思いますが、そちらの方は模索中です。いつかは夫婦で日本に移住して新たに何かを始めるのもありかなと考えてきましたが、最近になって日本はもう旅行で行くだけでもいいかなとも思っています。こちらも模索は続きます。

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