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-老後2000万円不足問題- 日本の物価は安いと感じるわけ

2019-10-27

日本の「老後2000万円問題」

夏休みに日本に里帰りした時に「老後に2000万円が不足問題」が話題になっていました。

「年金だけでは足りない」

「もう年金はあてにできない」

ということにみんなが憤慨 & がっがりしている様子がたくさん取り上げられていました。

もう年金はあてにできないということは前から言われていたけれど、それでもそれを金融庁が報告書に載せたことで、またそれをメディアが煽った形で世間の大きな関心を集めました。

年金が減るから、その分足りなくなるというのかと思いきや、よくよく聞いてみると

「夫婦の老後資金は公的年金以外に30年で2,000万円が必要」

公的年金以外にも個人資産が2,000万円必要ですよということのようです。多くの人が年金だけで暮らしていけると思っていたのに・・・話がちがうじゃないと受け止めたのでしょうか。

老後にかかる費用

年金暮らしの私の両親

もうすぐ80歳になる私の両親は年金暮らしです。父は60歳まで勤めて退職、その後は委託社員という形で65歳まで働き、65歳から年金をもらい始めました。

父は同じ会社で勤め上げ、退職金をもらってあとは年金暮らし、母は内職やパートタイムをしていました。ひと昔前の定番のライフスタイルでしょうか。

母は「夫婦の老後資金は公的年金以外に30年で2,000万円が必要」という報道には、いまさら何を?という顔をして聞いていました。

父は現役時代はゴルフが趣味で、元々の凝り性な性分もありだいぶはまっていましたが、今は近所の人たちと一緒に畑を借りての野菜作りに精をだしています。母はシニア向けの体操教室に通うのが日課。

二人の派手ではない穏やかな生活はしっかり年金で賄えているようでした。(旅行は年に1度近場に一泊で行くか行かないか、外食も年に数回だと思います。)

母は、長生きできる今の時代に、体が不自由になってきてからの期間が長くなるとその分費用がかかるから、ということで貯金はある程度とっておきたいと言っていました。

「老後2000年問題」の2000万円の部分は、月々の生活費の足りない部分の5万円x12ヶ月x30年という計算のようです。いざというときの費用は0円という設定か、別枠(保険など?)なのでしょうか。

私達の世代と若い世代にとって

「公的年金+2000万円の自己資金」、私達の世代やもっと若い世代は、ちょっと考えるところもあります。なにしろ公的年金がいよいよあてにならなくなり、退職金制度がある会社は減ってきています。ひとつの会社に長く勤めるスタイルはもう定番ではありません。

特に退職金があてにできない場合には、早いうちから計画しておいた方がいいという意味で、老後2000万円問題がでたのはよかった部分もあると思います。若いうちから対策ができるメリットは大きいです。

 

アメリカに住む者としての感想です

「老後2000万円問題」での多くのコメントや感想は、アメリカに住んでいる私には全然あてはまらないなぁ、と感じました。

まずアメリカは個人差が大きすぎて、これだけあれば大丈夫という「平均値」を見つけることがなかなかできません。

アメリカにもソーシャルセキュリティサービスという、日本の公的年金に当てはまるものがあります。将来このソーシャルセキュリティーでもらえる金額と+個人資産2000万円。ソーシャルセキュリティーからの収入で基本的な生活費が賄えるとも思えないし、+2000万円いう数字が大きいんだか小さいんだかもピンときませんでした。感覚的には、「え?2000万円があれば大丈夫ってことなの?」と思いました。

老後に必要な資産が「公的年金+2000万円の自己資金」でOKなのは、日本だからです。健康保険がしっかりしてる!固定資産税がアメリカみたいに高くない!公共の交通機関が充実しているから、車がなくても生活できる!はっきりいって羨ましいです。

アメリカでは全然足りないよ!と思ったわけです。

もちろん収入(給料)とか、物価とか、生活スタイルとか全然違うから、簡単には比べらないし、一個人としての感想です。

物価

ダンナと出会って最初に過ごしたハワイ、1ドル=80円でした(1995年)。今考えると驚異ですね。アメリカのものが何でも安く感じましたよ!!

長男が生まれてすぐの2年間はシンガポールに住んでいました(2000年ー2002年)。お手伝いさんを雇ったりするのがめずらしくなく、ホーカーとかで食べるランチ(屋台でたべるB級グルメ)が安くて、子供服などが安いお店もたくさんありました。(シンガポールの物価はローカルな物は安く、外国人向けの物は高かったです)

次男が生まれてすぐは香港に住んでました。やっぱりいろんなものが安く感じて、お得感がありました。タクシーも安く、赤柱マーケット(スタンレーマーケット)での子供服の買い物を楽しみましたよ。

シンガポール、香港ともに交通機関の料金、公共の施設の料金、ローカルなお店での買い物は安かったです。(不動産は別、逆にとても高い!)

そして今アメリカに住んでいて、たまに日本に帰って思うことは、「日本のモノって安い!」日本に住んでいて、東南アジアとかメキシコとかに旅行したときに感じた「物価の安さ」みたいなものを感じています。

百均でなんでも揃うし、ランチは1000円以下で足りる(チップもない!)消費税が10パーセントになってからはまだ日本に帰ってはいませんので、次回に帰るときはちょっと印象が変わるかもしれませんが、とりあえず日本はいろいろなものがリーズナブルです。

医療費

シンガポールでも香港でも、病院は外国人が行く病院にいっていたので、医療費は高かったです。

長男も次男も帝王切開で生まれたのですが、シンガポールで生まれた長男の支払いは100万円以上。(のちに社会保険で30万円ほどカバーされました)。次男は日本で生まれてほとんど自己負担はありませんでした。

日本で未就学児の医療費は市が負担してくれるところ(浦安市)に少し住んでいたときもありました。小学生・中学生になっても自己負担はとても少ない制度があったと記憶しています。

アメリカで次男が肘を骨折したときにかかった医療費は3、266ドルでした(38万円)。保険が適用されたあとでです。保険適用前は$18,300でした(200万円)。

付け加えると、これは体操の練習中におきた怪我で、体操ジムのほうで保険に入っていたのであとからの事務処理で実質は500ドルの負担だけですみました。もちろんその事務処理はすったもんだで半年以上かかりましたよ(笑)。誤解のないようにさらに付け加えると、事務処理はそこまでひどいものではなく、どちらかというとスムーズでした。ただ、一つある医療機関の会計部門の担当者がアホな間違いを犯して、しばらくたってからそれをなにもなかったように勝手に訂正したので、逆にややこしくなって時間がかかったわけです(間違えがあったので訂正しましたって言えばよかったんじゃないの?って思います(笑)アメリカあるあるということで。事務処理を病院は全部はやってくれないので、自分でやらなきゃいけない部分がアメリカでは意外と多いです(お気をつけて)。

もっと詳しく
実際にアメリカで骨折した時にかかった費用は500ドル

我が家には6歳のときに体操を始めた次男がいます。 その次男が鉄棒から落ちて左腕を骨折したときのことです。 英語では、「He broke his arm」「He fractured his arm」。 ...

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アメリカの生活費

アメリカの物価が特別高いとは思わないですが、生活費は結構かかるんです。まず、家に結構なお金がかかります。日本みたいに何処へでもは住めません。子供を「金属探知機」とかのあるハイスクールへ行かせたくないです。隣の家がドラッグユーザーの溜まり場とかになっていたら大変です。セブンイレブンの窓とかドアに鉄格子がついていたら怖いでしょ?

危険な地域のお店には閉店後とかに簡単に侵入されないよう、鉄格子がついてたりします

優良な小学校へ行かせようと思ったら(私立とかではなく公立のです)、その学区に住まなければなりません。そいういう場所は人気があるので当然家の値段は他のエリアに比べて割高で、固定資産税も割り増しです。

外食した際に払うチップはだいたい18〜20パーセントです。アメリカで暮らし始めたころはこのチップに慣れませんでした。計算が面倒なだけでなく、なんか気分的にも余計に取られてる感がありました。でもなんでも慣れますからね、今はそういうもんだ、と変な反応はしなくなりました。トータルではやはり余計に払っています(笑)。

日本食レストランに行ったら、割高ラーメン+消費税+チップです、割高の寿司+消費税+チップです。日本でだったら、ピザでもハンバーグでも安いままなのに。

 

最後に「老後2000万円問題」を通しての感想

とりあえず現役中はアメリカで働いてしっかり貯めて、リタイアしたら日本に移住っていうのは、かなりお得感があるのではないかと感じています。

日本にいる人が物価の安い国を目指して東南アジアなどに移住するのと同じアイデアです。東南アジア場合には「言葉」の問題もあると思いますが、なんてったって、私は日本語がしゃべれますからね!!

精神的にも年取ってくると自分の育ったところに帰りたくなるってものです。

 

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