シングルスでの試合でのラリー、ポイントの半分以上は4回以内のラリーで終わるらしいです
この場合、ラリーの回数というのは
サーブを1と数え、リターンが2、次のショットが3回目です
なので、一人が打つ回数は2回だけです
こちらから引用しました
Mattspoint
ラリーの回数4回以内でポイントが終わる確率が年齢別にデータになってます
試合中4回以内のラリーでポイントが終わる割合、女子を見ると
- 12歳で57%
- 14歳で59%
- カレッジで61%
- プロだと66%
上手くなると4回以内で終わる確率は上がっていって、プロになると実に70%のポイントは4回以内のラリーで終わっているんですね
ジョコビッチとマレーの試合です
ラリーの回数が0−3回が38%となっています
1試合でのポイント数が193。その内73ポイントが3回以内のラリーで終わってます
サーブ、リターン、次のショットで終わりです
次はハレップの試合です
29%、209ポイント中の60ポイントが3回以内で終わっています
じゃあ、50%以上をしめる4回以内のラリーを設定して、その練習に特化すればいいのかというとそういうことではありませんね。テニスの試合はそんなに単純ではないのですから。でも重要であることが確かなのはわかります。サーブとリターンが重要だと意味するのだと想像もできます。長いラリーが得意でも、4回以内のラリーで終わるポイントを落としていては試合で勝つのは大変です
ちなみに10回を超えるラリーもそれぞれ、ジョコの試合では26%、ハレップの試合は22%あります
感覚的には「実際のラリーはもっと長い」ような気もします
こんなデータがありました
コートの種類 | 男子 | 女子 |
ハードコート | 5.1回 | 6回 |
クレーコート | 6.8回 | 10回 |
これはラリーの平均回数です。女子のクレーコートで平均10回
4回以内のポイントが半分以上をしめるとはいえ、平均すると10回?
10回って結構長いラリーですね
最初の3つのデータがハードコートに限ったものとして、ハードコートでの平均回数(男子5.1回、女子6回)を見れば少し納得がいきます
それでも、
4回以内で終わるラリーが半分以上を占めるのでしょ?
でも、ラリーの平均回数は女子のハードコートで6回。
どういうこと?
で、数えてみた!
シャラポバとWang Xinyu
Wang Xinyuは、17歳のルーキーです
たまたま目についた試合だったんですが、彼女スゴイですね!
1セット目をタイブレークでシャラポバから取りました
2セット目足を怪我してしまいリタイヤしてしまいました・・・
1セット目だけ数えてみました
100ポイント中64ポイントが4回以内のラリーでした
内訳です(4回以内のラリーの数)
トータル | 64/100 | 64% |
1ゲーム目 | 5/12 | 42% |
2ゲーム目 | 6/7 | 86% |
3ゲーム目 | 3/6 | 50% |
4ゲーム目 | 5/6 | 50% |
5ゲーム目 | 4/8 | 50% |
6ゲーム目 | 5/8 | 63% |
7ゲーム目 | 3/6 | 50% |
8ゲーム目 | 4/5 | 80% |
9ゲーム目 | 10/15 | 67% |
10ゲーム目 | 6/8 | 75% |
11ゲーム目 | 3/4 | 75% |
12ゲーム目 | 3/4 | 75% |
タイブレーク | 7/11 | 64% |
ちなみに3回以内で終わったラリーは55%でした
上のジョコビッチ(38%)やハレプ(29%)に比べると多いです
自分の試合で短いポイントが多いなと感じた時、そのポイントを自分は取れているかにも目を向けてみるといいかもしれないですね