夫婦ともに50歳になり、老後の資金の話を真剣にすることが増えました
いままでも話はしていましたが、私のほうはどこか自分たちにはまだ関係ないような、なんか遠い先のことで具体的に考えられなかったというか、ま、その時がくればなんとかなるでしょ
というのが根底にありました
これって多分、母の影響かなぁ
私の両親は昭和の半ば以降の生まれ
父は生涯ひとつの会社に勤め続け、母はずっと専業主婦(パートとかはしてました)
今は年金で暮らすごくごく普通の一般庶民です
賃金もあがり、土地の価値も上がった時代
両親は頑張って家を買い
父は同じ会社に定年までいるものだと、疑うことなどなく勤め
将来は退職金と年金で
悠々とはいかないまでも
穏やかな老後を送るものだと思っていたと思います
そして実際は少し早い60歳で早期退職し、その後は週に3日働く契約社員という形で技術的なことを教える講師の仕事を70歳までしていました
引退した今は父は趣味の家庭菜園を通して近所の人との交流も深く
父の作る野菜のおかげで、野菜をスーパーで買うことがないわと嬉しそうに話す母
母は健康のためと行って通っている体操教室で仲間と楽しく過ごしているようです
二人とももうすぐ80歳
年相応の衰えはあっても、いたって健康に暮らしています
時代は変わって、私たちは年金をあてにはできません
私たちは私の両親達のような生活を見本にはできなくなりました
年金だけでは足りませんよ、と宣言されています
我が家も遅まきながら、老後の資金計画を見直し
貯金と年金だけではダメじゃん!ということにやっと気づきリタイヤに向けて具体的な目標をたてて取り組み始めました
いくら必要?何歳になったら貯まるの?
そこよね
アメリカでは、40代前後でアーリーリタイア(早期リタイア)するというFIRE(Financial Independence Retire Early)という言葉があります
- 節約してミニマリスト的に生活するLean Fire
- 一般的リタイヤライフのFire
- 悠々自適のFat Fire
目標金額はリタイヤ後にどんな暮らしをしたいかによってかわってきます
我が家はFireとFat Fireの中間くらいを目指したい
国際結婚あるあるだと思いますが
帰省にお金がかかる!
飛行機で移動しなければなりませんから1回実家に帰るのに一人頭20万くらいかかってしまいます
テキサスー東京間だと安いチケットを見つけて1300ドル前後かかります
そして日本とアメリカの二拠点生活をしたいと思ってます
息子が二人いるので、結婚や、孫が生まれたり、そういう際にも少し余裕のあるお金があったほうがいい
何歳で目標金額を達成したいかを考えます
普通に常識的に考えると65歳での定年あたりですね
サラリーマンとして一生懸命自分の時間を犠牲にして、ストレスを抱えて65歳まで働くというのはどうなのかと思うようになりました
でも国は高齢者にもっと働いて、年金を受け取るのを遅らせてと呼びかけています
健康寿命というのは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」
そしてその健康寿命は男性が72歳、男性が74歳だそうです
厚生労働省「第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」(平成30年3月)
サラリーマンとして65歳まで週に40時間以上も働き続け、65歳になって自由な時間を手に入れると、健康寿命の72歳までの残りの7年間?
十分な時間なんでしょうか、短いんでしょうか
ダンナは働くのが嫌いなわけではありません
というかまったく働かないのは性に合っていないと思います
仮に65歳になる前にリタイヤ(セミリタイヤ)をすると、会社という基盤がなくなり
- 401Kのマッチングアップがなくなる
- 自分で健康保険に加入しなくてはならない
なんてことも必然的に発生しますのでなかなかハードルが高い
我が家の計画はまだクリアーでないところが多いです
でもダンナには、サラリーマンとして65歳まであくせく働いてもらいたくありません
自分も稼げ!っていうのはもう自分で十分突っ込んでます(汗)
倹約したり、資産運用の計画をたてたりというところで今は頑張ってます(汗)
これからダンナと何度も話し合って、あとは将来の部分はその時が来てみないとわからないこともあるので、柔軟性を持たせながら、でも何か変化があってもあわてないような計画をたてたいと思います
とりあえず、10年以内にはセミリタイヤの方向で・・・
現実になるようにガンバロー