世の中お金じゃないよ!と育てられてきた私ですが、昭和は終わり、日本を出てアメリカに住み、お金にもそれなりの価値はあるんだと自力で学びました。
(学校で教えておくれよ)
人の価値をお金に換算したり、人の心をお金で動かそうとしたりすることとは違います。
(そういうのはダメだよっていうのはいたるところで諭され続けます。家庭で、道徳の授業で、映画の中にだってそういうメッセージはある)
でも、お金のそのものの価値については無駄遣いするな。貯金しろ。くらいしか言われなかった。
情報社会になって、昔はアクセスできなかった情報に簡単にアクセスできます。だからこそよけいに差がつく世の中になりました。昔は知らなくても、みんなも知らなかったからそれでよかったのかもしれません。国民一億総中流時代。私の両親はときかく一緒位懸命にガムシャラに生きてきた世代です。一生懸命が報われた時代。母が海外に出たのは私の結婚式の時に一度だけ。父は仕事で海外に何度か行っているけれど、そのほかにはやはり私の結婚式だけでした。自分のために海外に旅行したことはなく、二人のハネムーン(死語?)は熱海。
そんな二人は大きな心配もなく、慎ましく穏やかに幸せに暮らしてます。
私たちの時代は、その姿を真似しても同じような満足感は得られないような気がしています。
だからこそ大事なマネーリテラシー。
さて、今日は次男が親知らずを4本抜歯しました。
4本一気にいきました。
手術の8時間前から絶食(水もダメ)。
静脈内鎮静法(IV Sedation)でほぼ眠った状態になります(痛みは感じません)。
2年前に肘の手術をした時の全身麻酔とは違います。私が出産(帝王切開)の時にした麻酔Epiduralとも違います。麻酔だけでもいろいろあるますねぇ・・・ム、ムズイ。長男の出産での麻酔の際は痛くて死ぬかと思いましたよ!痛みを感じないための麻酔が死ぬほど痛いってどういうこと・・・?
抜歯後・・・ほっぺがピンポン球です。
かかった費用は570ドル。(保険適用後)
実は次男が抜歯をするのは2度目です。
歯科矯正を始める際に、小臼歯4本をすでに抜歯済み。このときはまだ抜けていない乳歯2本も一緒に全部で6本抜きました。このときの費用は620ドルでした(保険適用後)。
こちらでは歯をさっさと抜く印象です。特に子供は非抜歯の矯正は聞きません。親知らずも不必要、あとあと問題が起こるばっかり、残すメリットなしといった具合。なるべく早く、歯が小さいうちに抜いてしまいます。
歯科矯正には3500ドルかかりました。
抜歯の費用と合わせると50万円くらいかかっています。
長男もほぼ同じことをしていますので(矯正&抜歯)、なんと100万円ほどもかかっています。
1年に2回の歯の定期検診も受けています。うちで使っているデンタル保険は「フッ素塗布」が無料なので15歳までなので、今はそれぞれ30ドルほど負担があります。
そして子供達にも電動歯ブラシ、Water Pickを使わせています。
歯は資産。大人になってからの歯並びやら、虫歯やら、歯周病やらの問題は、自尊心にまで影響してくると思うんです。これもね、歯並びはそれほど大切でなかった昭和の時代と違う。
20代で無職同士で結婚を約束して、お金なんてその気になればなんとかなるよ。なくたって平気だよ。なんて思っていましたが、生活はなんとかなってもこういった出費を捻出することはできません。歳をとるほどに、お金である程度は人生の満足度の総量をあげることができると感じています。
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